エルメス (Hermès) —— ラグジュアリーの王冠に輝く宝石
●創業:1837年(パリ)
●創業者:ティエリ・エルメス
●ステータス:フランスの頂点に立つラグジュアリーブランド。「ラグジュアリーの中のラグジュアリー」と称され、極度の希少性、ハンドメイド、商業主義の拒否で知られる。
特徴と歴史:
1.馬具職人としての出発:ヨーロッパ貴族向けのサドルや馬具を製作し、その卓越した技術で名声を確立。「馬車」のロゴはこの歴史に由来する。
2.バーキンとケリー:バーキン(女優ジェーン・バーキン)、ケリー(モナコ公妃グレース・ケリー)はエルメスを代表するバッグ。購入には“エルメス神”へのお祈り(価格以上の購入歴)が必要とも言われ、投資対象としても見なされている。
3.ハンドメイド至上主義:フランスのアトリエで、一人の職人が一つひとつのバッグを完全に手作業で仕上げる。大量広告やEC販売には頼らず、意図的に供給不足を作り出している。
4.アイコン的モチーフ:馬車ロゴ、Hバックル、シルクスカーフ(ブランドの歴史モチーフ)、オレンジの化粧箱(戦後、箱の素材不足から一時的に使われたものが定番化)。
5.製品ライン:レザーグッズ、シルクスカーフ、プレタポルテ、香水(ユニ・ジャルダン・シュル・ニル、テール・デルメスなど)、時計、家具、そして今も作り続けられている馬具。
ブランドの言葉:「エルメスはインスピレーションを探さない。なぜなら、エルメス自身がインスピレーションだからである。」